2011年2月4日金曜日

RHEL6 (5)ネットワーク設定とNetworkManager


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デフォルトインストールされたRHEL6にはXがインストールされない。

参照>> RHEL6 (2)インストール後の注意点(SELinux/iptables/X)

Oracleやらサーバ上での動作確認用にブラウザが使いたいこともあるだろうから、
常時起動はしないまでも、startxでXを起動できるようにしたいのが人情だ。

ってことで、RHELインストール時に、基本サーバ + X/GNOMEをインストールする。
ここまでは問題ない。インストール時にパッケージのカスタマイズを選ぶだけ。

Xをデフォルト起動しなくするのも簡単。
init ランレベルを5 → 3 に変更するだけ。

# vi /etc/inittab
-------------------
id:3:initdefault:
-------------------

ここまでは特にRHEL5と大差ない。

ここからが重要な注意事項。
Xをインストールすると、おまけでNetwork-Managerというサービスがインストールされる。

しかも自動起動している。
[root@localhost ~]# chkconfig --list |grep -i network
NetworkManager  0:off   1:off   2:on    3:on    4:on    5:on    6:off
network         0:off   1:off   2:on    3:on    4:on    5:on    6:off
Network-ManagerはノートPCなんかで使うには便利なツールなんだけど、
サーバにインストールされていると邪魔なことこの上ない。
(gnome上にネットワークのアイコンが表示され、リンク状態の通知や簡単にネットワーク設定を変更してくれる)

ネットワーク設定が固定化されているサーバなんかでNetwork-Managerを使うと、
ネットワークの定義ファイルがめんどくさくなる上に、
ブリッジデバイスが作成できないなどの制限もある。

インストール直後のネットワーク設定ファイル
[root@localhost ~]# cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE="eth0"
NM_CONTROLLED="yes"
ONBOOT="no"
HWADDR=08:00:27:07:5C:FF
TYPE=Ethernet
BOOTPROTO=none
IPADDR=192.168.1.31
PREFIX=24
GATEWAY=192.168.1.254
DNS1=192.168.1.254
DEFROUTE=yes
IPV4_FAILURE_FATAL=yes
IPV6INIT=no
NAME="System eth0"
UUID=5fb06bd0-0bb0-7ffb-45f1-d6edd65f3e03
*ここに記載されているゲートウェイ情報や、DNSは従来の
/etc/resolv.conf, /etc/sysconfig/network にも記載されているので
消しても全く問題ない。

サービスの停止
[root@localhost ~]# chkconfig NetworkManager off
[root@localhost ~]# chkconfig --list |grep -i network
NetworkManager  0:off   1:off   2:off   3:off   4:off   5:off   6:off
network         0:off   1:off   2:on    3:on    4:on    5:on    6:off

余分なネットワーク設定を削除
[root@localhost ~]# cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE="eth0"
ONBOOT="yes"
HWADDR=08:00:27:07:5C:FF
TYPE=Ethernet
BOOTPROTO=none
IPADDR=192.168.1.31
PREFIX=24
IPV6INIT=no
これで再起動すればRHEL5とだいたい同じ感じで使える。

*実はNetwork-Managerがサーバで使うにも、すごく便利なものだったら教えてください。

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