2011年5月14日土曜日

モテるSolaris女子力を磨くための4つの心得「パッケージの依存関係を解決できない女をアピールせよ」

1.あえてUFSを使う

 あえてUFSを使うようにしましょう。そしてITインフラ勉強会で好みの男がいたら話しかけ、わざとらしくサーバを電源OFF/ONで強制再起動して、fsckを走らせましょう。。そして「あ~ん!このファイルシステム本当にマジでチョームカつくんですけどぉぉお~!」と言って、男に「どうしたの?」と言わせましょう。言わせたらもう大成功。「ファイルシステムとか詳しく無くてぇ~!ずっとこれ使ってるんですけどぉ~!再起動するとfsckしちゃうんですぅ~!ぷんぷくり~ん(怒)」と言いましょう。だいたいの男は新しいZFSを使いたがる習性があるので、古かったとしても1世代前のUFS loggingを使っているはずです。

 そこで男が「Solaris10にしないの?」と言ってくるはず(Veritasとか言い出す営業力あふれる男はその時点で他社へ再見積もり依頼OK)。そう言われたらあなたは「なんかなんかぁ~!最近Btrfsが人気なんでしょー!?あれってどうなんですかぁ?新しいのほしいんですけどわかんなぁぁああい!!私かわいそーなコ★」と返します。すると男は「SolarisならZFSでしょ? BtrfsはLinuxだよ。本当によくわからないみたいだね。Solarisのバージョンいくつを使ってるの?」という話になって、次のSolaris Night セミナーに一緒に行けるという訳です。あなたの女子力が高ければ、男がデータ移行してくれるかも!?



2.ネットワーク設定にipadm/dladmを使うとモテる

 ネットワーク設定をipadmやdladmを使うと、ファイル直接編集派やifconfig派の男性ユーザーは「そういうのもあるのか!」や「新しいコマンドも便利かも」と思ってくれます。dladmやipadmは非常にオプションが多いので、dladm show-dev -s -i 1 e1000g0 とか ipadm create-addr -T static -a 192.168.1.10/24 e1000g0/v4 等の一見凄そうに見えて実は普通、なコマンドを使うことによって、男性はあなたを可憐なSCSA保持者と勘違いしてくれるのです。もちろん直接ファイル編集でも全く問題ないので、どちらでも好きな方を選びましょう。



3. とりあえずSPARC男には「えー! なにそれ!?  知りたい知りたーい♪」と言っておく

 飲み会などでSPARC男が女性に話すことといえばT3のスレッド数自慢や、いかにT3の省電力が優れているかの話ばかり。よって、女性にとってどうでもいい話ばかりです。でもそこで適当に「へぇーそうなんですかぁ~?」とか「よくわかんないですけどすごいんですねぇ」と返してしまうと、さすがの男も「この女、x64だな」と気がついてしまいます。x64女だとバレたら終わりです。そこは無意味にクロック数をあげて、「えー! なにそれ!?  Apache動かしたーい♪」と言っておくのが正解。たとえ興味がない話題でも、データセンタでの電力・スペースコストとバイナリ互換性の話でその場を乗り切りましょう。積極的に話を聞いてくれる女性に男は弱いのです。

 いろいろと話を聞いたあと、「T3は16core/cpuで、8スレッド/core で最大128スレッドなんですね! 覚えたぞぉ! メモメモ!」とコメントすればパーフェクト。続けてzfs でスナップショットをとりつつ「キュンキュンキュン! キュンキュンキュン!」と言って、「どうしたの?」と男に言わせるのもアリ。そこで「BCPサイトのUnified Storage にzfs send |ssh zfs recv しているのでありますっ☆」と言えばSolaris女子力アップ! そこでまた男は「この子バックアップだけじゃなくてssh でセキュリティも気にしてる!?」と思ってくれます。大容量のバックアップはリストアが大変だったりしますが、zfs cloneとrollbackでリカバリーも簡単。運用者は簡単な手順書が好きですからね。



4.構築ではパッケージの依存関係を解決できない女をアピールせよ

 まっさらなSolaris環境を見つけたら、真っ先にXEmacsなどの依存関係が複雑なパッケージをpkgaddしようとして「あーん! 私これインストールできないんですよねぇ~(悲)」と言いましょう。するとほぼ100パーセント「どうして?IPS使わないの?」と聞かれるので、「IPS嫌いじゃないし使いたいけど使えないんですっ><」と返答しましょう。ここでまた100パーセント「IPS使えるのにどうして使わないの?もしかしてpkg-util派なの?」と聞かれるので、うつむいて3~5秒ほど間をおいてからボソッとこう言います。「……だって、……だって、IPSで依存関係も解決して、自動インストールしちゃったら、同じバージョンの環境が構築しにくいじゃないですかぁっ! 開発者さんかわいそうですぅ! 開発環境と本番環境の構築時期がずれただけなのにぃぃ~(悲)。本番環境でバージョン違いによるバグが出て徹夜ですよ……」と身を震わせて言うのです。

 その瞬間、あなたのSolaris女子力がアップします。きっと男は「なんて開発者に優しい天使のような基盤SEなんだろう! 絶対にプロジェクトにゲットしてやるぞ! コイツは俺の女だ!」と心のなかで誓い、あなたに惚れ込むはずです。意中のプロジェクトに参加することになったら、そんなことは忘れて好きなだけIPSでパッケージいれて大丈夫です。「IPS使わないんじゃなかったっけ?」と言われたら「提案書で使わないって言ってない」とか「開発するの私じゃないし」、「議事録にも書いてない」と言っておけばOKです。



参考
http://kirei.biglobe.ne.jp/news/detail/20110426162331_pch19894
http://d.hatena.ne.jp/Yuzuemon/20110508/1304799524
http://tech.kayac.com/archive/moteru-js-joshi.html

2 件のコメント:

  1. 楽しく読ませていただきました。ただ、「Unified Storage にzfs send |ssh zfs recv」してしまうと、アプライアンスの GUI/CLI では認識しないかもしれません。え、そこが肝じゃないって?おっしゃる通りです。失礼しました。

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  2. ご覧いただきありがとうございます。実はUnified系は触ったことが無く、SunストレージはもっぱらStorageTek系が多かったのでしたので想像で描きました。
    やっぱりアプライアンス化されていると、こんなコマンドレベルじゃ操作できないんですね。

    楽しんでいただけたなら幸いです!

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