OSSなので基本使い放題だけど、制御される側のエージェントが32bit版のみ無償公開されており、64bit版は有償サポートを契約したユーザのみ使える(このあたりに商売の上手さを感じる)
Hinemos の構成要素
Hinemosは以下の3つで構成されている。詳細はこちら。
Hinemos Manager ・・・集中管理を行うマネージャ
Hinemos Agent ・・・管理対象のサーバへインストールする
Hinemos Client ・・・マネージャへ接続して管理を行う
インストール
インストールはめちゃ簡単。マニュアルがここで公開されているけどほとんど読まずに行ける。
このマニュアルは運用に必要な情報がほぼ日本語で書かれているのでこれを呼んでおけば困ることはほとんど無い。
インストール - Manager
[root@rhel6-x86-console Hinemos_Manager-3.2.1_rhel6_32]# ./manager_installer_JP.sh
------------------------------------------------------- Welcome to the installation for Hinemos Manager Version 3.2.1 Copyright (C) since 2006 NTT DATA Corporation ------------------------------------------------------- Hinemosマネージャのインストールを開始します。よろしいですか?(Y/N デフォルト:Y) : 実行ユーザの確認中... [OK] SELinux の確認中... [OK] Hinemosエージェントの確認中... [OK] インストールディレクトリ /opt/hinemos の確認中... インストールディレクトリ /opt/hinemos を作成しました。 ユーザ hinemos の確認中... グループ hinemos を作成しました。 新しいパスワード: よくないパスワード: 辞書の単語に基づいています よくないパスワード: 簡単すぎます 新しいパスワードを再入力してください: ユーザー hinemos のパスワードを変更。 passwd: 全ての認証トークンが正しく更新できました。 ユーザ hinemos (グループ hinemos)を作成しました。 インストールディレクトリ /opt/hinemos の所有者を hinemos:hinemos に変更しました。 活性状態であるネットワークインタフェース一覧 eth0 - 192.168.1.120 / 255.255.255.0 接続を受け付けるIPアドレスを入力してください。(デフォルト:192.168.1.120) : 192.168.1.120 でよろしいでしょうか?(Y/N デフォルト:Y) : 一括制御で利用するFTPサーバのIPアドレスを入力してください。(デフォルト:127.0.0.1) : 192.168.1.120 192.168.1.120 でよろしいでしょうか?(Y/N デフォルト:Y) : マウントされているファイルシステム一覧 /dev/mapper/vg_rhel6x86conso-lv_root - / /dev/sda1 - /boot データベースディレクトリ(/opt/hinemos/var/data)はパーティション / 内に格納されます。 ログディレクトリ(/opt/hinemos/var/log)はパーティション / 内に格納されます。 必要なファイルのコピー実行中... [OK] 設定ファイル(hinemos.cfg, LogForward.properties, selfcheck-service.xml)の生成中... [OK] 設定ファイル(net-snmp)の変更中... snmpd を起動中: [ OK ] /etc/snmp/snmpd.conf を変更しました。 (appended "view systemview included .1.3.6.1") snmpd サービスのrunlevel(2345)を有効としました。 警告 : snmpd.confをOSのデフォルトから変更している場合、.1.3.6.1以下にアクセス可能としてください。 Java 実行環境のインストールを開始します。 Sun Microsystems, Inc. Binary Code License Agreement for the JAVA 2 PLATFORM STANDARD EDITION RUNTIME ENVIRONMENT 5.0 SUN MICROSYSTEMS, INC. ("SUN") IS WILLING TO LICENSE THE SOFTWARE IDENTIFIED BELOW TO YOU ONLY UPON THE CONDITION THAT YOU ACCEPT ALL OF THE TERMS CONTAINED IN THIS BINARY CODE LICENSE AGREEMENT AND SUPPLEMENTAL LICENSE TERMS (COLLECTIVELY "AGREEMENT"). PLEASE READ THE AGREEMENT CAREFULLY. BY USING THE SOFTWARE YOU ACKNOWLEDGE THAT YOU HAVE READ THE TERMS AND AGREE TO THEM. IF YOU ARE AGREEING TO THESE TERMS ON BEHALF OF A COMPANY OR OTHER LEGAL ENTITY, YOU REPRESENT THAT YOU HAVE THE LEGAL AUTHORITY TO BIND THE LEGAL ENTITY TO THESE TERMS. IF YOU DO NOT HAVE SUCH AUTHORITY, OR IF YOU DO NOT WISH TO BE BOUND BY THE TERMS, THEN YOU MUST NOT USE THE SOFTWARE ON THIS SITE OR ANY OTHER MEDIA ON WHICH THE SOFTWARE IS CONTAINED. (省略) Do you agree to the above license terms? [yes or no] yes Unpacking... Checksumming... 0 0 Extracting... UnZipSFX 5.50 of 17 February 2002, by Info-ZIP (Zip-Bugs@lists.wku.edu). creating: jre1.5.0_22/ creating: jre1.5.0_22/bin/ inflating: jre1.5.0_22/bin/java inflating: jre1.5.0_22/bin/ControlPanel inflating: jre1.5.0_22/bin/java_vm (省略) Done. ファイルパーミッションの変更中... [OK] syslog-ng のインストールを開始します。 準備中... ################################################## libevtlog0 ################################################## syslog-ng ################################################## syslog-ngは IPv6 環境の設定を反映します。 システムロガーを停止中: [ OK ] システムロガーを起動中: [ OK ] syslog-ng がインストールされました。 /etc/hosts ファイルの確認中... /etc/hosts ファイルを変更する必要はありません。 カーネルパラメータの確認中... 共有メモリセグメントの最大サイズ : 4294967295 共有メモリセグメントの最大サイズを変更する必要はありません。 システム全体の共有メモリの最大サイズ : 268435456 システム全体の共有メモリの最大サイズを変更する必要はありません。 内部データベースの初期化中... checking database directory(/opt/hinemos/var/data)... done checking current user(hinemos)... done initializing database directory(/opt/hinemos/var/data)... done configuring database... done starting up database... done configuring database users... done configuring database schemas and loading initial data... done done shutting down database... done configuring authentication... done Hinemosマネージャのインストールが完了しました。
インストールが終了したらマネージャを起動しておく。
[root@rhel6-x86-console ~]# cd /opt/hinemos/bin/
[root@rhel6-x86-console bin]# ./hinemos_start.sh
waiting for Hinemos Manager to start... waiting for PostgreSQL to start... PostgreSQL started JBoss configuration assigned : default waiting for JBoss to start... ...................done JBoss started Hinemos Manager started
インストール - Agent
net-snmp と expect が必要になるので事前にインストールしておく
[root@rhel6-1-x86 Hinemos_Agent-3.2.1_rhel6_32]# yum install net-snmp expect
[root@rhel6-1-x86 Hinemos_Agent-3.2.1_rhel6_32]# ./agent_installer_JP.sh
------------------------------------------------------- Welcome to the installation for Hinemos Agent Version 3.2.1 Copyright (C) since 2006 NTT DATA Corporation ------------------------------------------------------- 実行ユーザの確認中... [OK] SELinux の確認中... [OK] --- 実行する項目を選択してください --- 1) Hinemosエージェントのインストール 2) Hinemosエージェントのアンインストール 9) インストーラを終了する ==> 1 Hinemosエージェントのインストールを開始します。よろしいですか?(Y/N デフォルト:Y) : インストールディレクトリは/opt/hinemos_agentでよろしいですか? (Y/N デフォルト:Y) : インストールディレクトリ /opt/hinemos_agent の確認中... インストールディレクトリ /opt/hinemos_agent を作成しました。 /etc/hosts の確認中... [OK] Hinemosエージェント(ログ転送)が利用するIPアドレスを取得しました。(rhel6-1-x86 - 192.168.1.121) rpm パッケージの確認中... net-snmp... [OK] net-snmp-libs... [OK] net-snmp-5.3.1-19.el5... [OK] net-snmp-libs-5.3.1-19.el5... [OK] rpm パッケージの確認中... coreutils... [OK] shadow-utils... [OK] gawk... [OK] grep... [OK] sed... [OK] krb5-workstation... [OK] passwd... [OK] openssh... [OK] openssh-clients... [OK] expect... [OK] HinemosマネージャのIPアドレスを入力してください。 : 192.168.1.120 192.168.1.120 でよろしいでしょうか?(Y/N デフォルト:Y) : 必要なファイルのコピー実行中... [OK] 設定ファイル(hinemos_agent.cfg, Agent.properties, log4j.properties)の生成中... Hinemosエージェントが以下のJREを利用するよう、設定します。 ---------- java version "1.6.0_20" OpenJDK Runtime Environment (IcedTea6 1.9.7) (rhel-1.39.1.9.7.el6-i386) OpenJDK Client VM (build 19.0-b09, mixed mode) ---------- Hinemosエージェントが利用するJREを変更したい場合は、hinemos_agent.cfgを変更して下さい。 設定ファイルの生成が完了しました。 /etc/init.d/にHinemosエージェントのサービススクリプトを配置します。よろしいですか? (Y/N デフォルト:Y) : 配置しました。 設定ファイル(net-snmp)の変更中...snmpd を起動中: [ OK ] /etc/snmp/snmpd.conf を変更しました。 (appended "view systemview included .1.3.6.1") snmpd サービスのrunlevel(2345)を有効としました。 警告 : snmpd.confをOSのデフォルトから変更している場合、.1.3.6.1以下にアクセス可能としてください。 syslog-ng のインストールを開始します。 準備中... ################################################## libevtlog0 ################################################## syslog-ng ################################################## /etc/syslog-ng/syslog-ng.conf にHinemosエージェントの共通設定を追加しました。 /etc/syslog-ng/syslog-ng.conf にHinemosエージェントの個別設定を追加しました。 システムロガーを停止中: [ OK ] システムロガーを起動中: [ OK ] syslog-ng がインストールされました。 Hinemosエージェントのインストールが完了しました。 --- 実行する項目を選択してください --- 1) Hinemosエージェントのインストール 2) Hinemosエージェントのアンインストール 9) インストーラを終了する ==> 3
インストールが終了したらエージェントを起動
[root@rhel6-2-x86 Hinemos_Agent-3.2.1_rhel6_32]# /etc/init.d/hinemos_job_agent start
Starting hinemos_job_agent : [ OK ]
[root@rhel6-2-x86 Hinemos_Agent-3.2.1_rhel6_32]# /etc/init.d/hinemos_log_agent start
Starting hinemos_log_agent : [ OK ]
エージェントに関しては配下に納めるノード全てで実行しておく。
インストール - Client
Windowsなので次へ次へでOK
リポジトリの追加(ノードの追加)
Windowsからクライアントを起動してノードを追加する。
操作 → 共通 → リポジトリ → リポジトリ[ノード]
IPアドレスを指定して「find」すればOK。
適当に使う
ここまでくれば後は監視やらジョブやらを試すだけ。マニュアル読みながらやるのが吉。正直なところ機能は豊富だけど慣れるまで恐ろしく使いづらいとは思う。
全機能を網羅的に知りたいなら研修を受けるのが手っ取り早い。
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