2010年3月7日日曜日

Nexsan完全冗長クラスタストレージ


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YouTubeで偶然見つけた、Nexsan社という米国メーカーの製品。

完全冗長クラスタストレージ
http://www.nexsan.jp/fully_redundant_cluster.html

RAID を超えたミラーリングで完全冗長クラストレージを実現
http://www.youtube.com/watch?v=nujj-704dj4


本来ならミドルクラス~ハイエンドのFCストレージで実現されていたストレージの冗長化機能を、iSCSIの特性を生かしてローエンドストレージで実現してしまおうというコンセプトのようです。

最近は仮想化が一般的になり、VMotionのような素晴らしい機能を使うため、共有ストレージを導入するケースが多いですが、こうなるとストレージに多くの重要データが集中し、ストレージ停止時のリスクが非常に増大します。そのためストレージの冗長構成や高信頼なストレージを導入しコストが高くなってしまう傾向があります。
VMwareはvSphere4からiSCSIのサポートを強化しているので、このNexsan iSCSIストレージ等と組み合わせることで、安価で高可用なシステムが構築できそうです。


【Nexsan社についての調査】
Nexsan社は国内ではEMCやNetAppに比べると、大々的に展開しているわけではないので、それほど有名ではないですが、
米国ではそこそこの知名度があるメーカで、特にアーカイブ向けに特化されたコストパフォーマンスのよい大容量かつ高集積なストレージを得意としているようです。
また省電力の分野にも一日の長があるようで、高集積による部品削減等のノウハウを組み込むことで同一容量の他社ストレージ品に比べかなりの省電力性を誇り、AutoMAIDと呼ばれる、アイドル状態のディスク回転数を制御する機構をいち早く取り入れ、実用化もしています。

Nexsan社のストレージを国内で検索すると、東京大学のディスクストレージの省電力に関する研究論文がいくつかヒットします。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rlz=1C1GGLS_jaJP362JP362&q=nexsan+ディスクアレイ+東京大学&btnG=検索&lr=&aq=f&oq=

いずれはこういった磁気ディスクもフラッシュメモリストレージに置き換わっていくのでしょうが、少なくとも後5年はこういった製品を利用して、データセンタの省電力化を計っていく必要がありそうです。

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