パナソニックから発売された64GB SDXCメモリカード
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn100120-1/jn100120-1.html
この進歩の速度は、FDDや磁気テープ全盛時代のHDDの進歩に似たものがある。
HDDが出始めた当時は、大容量領域は磁気テープ、高速なアクセスにはHDDといわれたが、
HDDの大容量化と低価格化で、磁気テープは輸送できるバックアップ媒体として価値を残すのみで、完全にHDDに持って取って代わってしまった。
ここではHDDとフラッシュメモリについて比較してみる。
比較項目 | HDD | フラッシュメモリ | 備考 |
比較製品 | HGST Ultrastar 2TB 7200rpm | Panasonic 64GB SDXCメモリーカード | |
容量 | 2000GB | 64GB | |
価格 | 約¥30,000 | 約¥47,000 | 価格.com調べ |
転送速度 | 134MB/sec * | 22MB/sec | *サステイン転送 |
消費電力 | 11W | na | |
寸法[mm] | 101.6x26.1x147 | 24x32x2.1 | |
体積[m^3] | 389.8 x10^-6 | 1.613 x10^-6 | |
重量 | 740g | 2.2g | |
価格/容量[¥/GB] | 15 | 734 | |
消費電力/容量[W/GB] | 0.0055 | na | |
体積/容量[m^3/GB] | 195 x 10^-9 | 25 x 10^-9 | |
重量/容量[g/GB] | 0.37 | 0.0344 | |
容量/体積[PB/m^3] | 5.13 | 39.7 | |
容量/重量[GB/g] | 2.7 | 29.1 |
価格と転送速度以外の面で、圧倒的にフラッシュメモリが優れていることが分かる。
特に同一の体積下(単位体積)あたりの記憶容量(記録密度)に関しては約8倍。単位重量当たりは11倍。
データがないため比較できなかったが、フラッシュメモリの諸費電力が気になるところではあるが、
一般にフラッシュドライブを省電力と宣伝しているメーカの事を考えると、
消費電力でもフラッシュドライブに軍配が上がる気がする。
となると、本当に価格面以外のメリットがHDDには無い。
価格の差はいずれ大量生産が進めば、規模の経済効果で追いつかれてしまうことを考えると、
将来的にHDDはどんな地位に落ち着くとこになるのだろう。
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