参考資料
http://www-06.ibm.com/systems/jp/storage/products/disk/xiv/
http://www.youtube.com/watch?v=Q6Qn6PyPGg0
従来のストレージは一つの(または冗長化された)コントローラ配下に大量のディスクが設置される。
これらがFiberChannelスイッチにより階層化されSANを構築する。
基本的にはストレージ性能=コントローラの性能となり、ハイエンドストレージとは、性能の高いコントローラを搭載したストレージだった。
XIVは階層型ではなく、並列型のアーキテクチャを持つグリッド型のストレージです。
ノードと呼ばれるCPU/MEM/DISKを持った1つの筺体を最小単位とし、このノードを並列に並べXIVは構成されます。
外部からXIVをみた際に複数のノードがあたかも1つのストレージで在るかのようにふるまいます。
(ノードを1つのHDDと見立て、それらを組み合わせてRAIDを組むイメージ)
使用する際は専用の管理ツールから、LUNの容量、冗長性のレベル、LUN番号、ホストアクセス制限を割り当てるだけで、今までのようにRAID構成、LUN構成、コントローラーオーナーのような細かいことを気にする必要がなく、ベーシックな部分がオートマチックに動作するようになっています。
I/Oはノード間でインテリジェンスに分散され、データの冗長性と速度を保ちます。
同じような構造を持つストレージにIsilonが在ります。
XIVがFC-SANストレージなのに対して、IsilonはNASですが、どちらも同じグリッド構造を持っています。
両者ともストレージの知識がなくとも一定のパフォーマンスと信頼性が担保されるため、使い勝手がよさそうにも見えますが、
Isilonは細かなファイルI/Oに弱く、XIVはFC-SANであるためサービス提供には上位側のOS/アプリに強く依存してしまいます。
が、それが解決された適用範囲では非常に強力な性能を発揮するストレージだと思われます。
*なんでも細かく設定して管理するのが好きな日本人好みではない気がします。
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