取得まで2009/7~2011/1 と約1年半かかりました。
送付されてきた証明書を印刷したもの
ロゴがRHCEと一緒・・・
帽子にバッジくらいつけたほうがいいと思います!
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RHCA=Red Hat Certified Architect は名前の通り、RedHat社が提供しているRedHat Enterprise Linuxに関する技術資格です。
詳細はこちら http://www.jp.redhat.com/training/certification/rhca/
要はOracle Master や、Cisco の CCIE / CCDE、旧SunのSCSA みたいないもんです。
RHCAはRedHat社が現在用意している資格の中では最高位で、取得するためにいくつかの条件をクリアする必要があります。
■合格するための条件
1) 中級資格であるRHCE(Red Hat Certified Engineer)を保持していること
2) 6つのエキスパート試験の中から5つに合格
この二つをクリアすることで晴れてRHCAと認定されます。
ちなみに冒頭に記載した1年半は 2) の条件をクリアするのにかかった期間です。
■私が選択したエキスパート試験と受験した感想は以下、難易度は主観で★5がMAX
(試験の内容に関する事は書けないので、Webサイトに上がってる内容レベルのみです)
●EX318 Red Hat 認定仮想化技術管理者 試験
試験時間:3h
難易度:★★
内容:https://www.redhat.com/courses/ex318_red_hat_enterprise_virtualization_exam/study_guide/
目次:無し
感想:
新しく出来た試験。KVMに関する内容。
出題範囲が狭いのでやりやすい。まずこれから責めるのが吉。
これに合格すると 単独で RHCVA(Red Hat Certified Virtualization Administrator) が取得できます。
●EX401 エンタープライズ向けの導入・仮想化およびシステム管理コース エキスパート試験
試験時間:4h + 2h の2部構成
難易度:★★★
内容:https://www.redhat.com/certification/ex401/prep_guide/>
目次:http://www.jp.redhat.com/training/courses/rh401/RH401_RHEL5u1_TOC.pdf
感想:
大規模環境での自動インストールやパッケージ配布、バージョン管理に関する試験。
後半はXenを使った仮想化だけど、たぶんこっちはKVMに移るからそのうち無くなりそう(英語サイトからは消えてる。
出題範囲がそんなに広くないので比較的簡単だと感じた。二番目に受けるのはこれがお勧めかも。
●EX436 エンタープライズクラスタリングおよびストレージ管理コース エキスパート試験
試験時間:4h
難易度:★★★★
内容:https://www.redhat.com/certification/ex436/prep_guide/
目次:http://www.jp.redhat.com/training/courses/rh436/RH436_RHEL5u4_TOC.pdf
感想:
クラスタリング、ストレージ管理、デバイス管理に関する試験。
深い内容を問われるけど、分野が比較的集中しているのでやりやすかった。ただLinux以外でも一度は共有ディスクタイプのクラスタを構築したことが無いと結構厳しいかも。
●EX333 エンタープライズセキュリティ ネットワークサービスコース エキスパート試験
試験時間:3h + 3h の2部構成
難易度:★★★★★
内容:https://www.redhat.com/certification/ex333/prep_guide/
目次:http://www.jp.redhat.com/training/courses/rhs333/RHS333_RHEL5u1_TOC.pdf
感想:
暗号化、認証、アクセス制限によるセキュリティに関する試験。
とにかく出題範囲が広く、試験時間も長い。。。が、問題数も多い。
一つ一つは難しくないが、Linuxのセキュリティ機構は複合的(あっちでも設定できるし、こっちでも同じ事ができる、でもこれやると別の場所に影響が出る)なので、結果的に難しい。またセキュリティを普段意識してLinuxを使っていないので一層難しく感じた。
●エンタープライズシステムの監視とパフォーマンスチューニングコース エキスパート試験
試験時間:4h
難易度:★★★★★
内容:https://www.redhat.com/certification/ex442/prep_guide/
目次:http://www.jp.redhat.com/training/courses/rh442/RH442_RHEL5u1_TOC.pdf
感想:
システム監視とパフォーマンスに関する調査・分析、それらのチューニングに関する試験。
範囲広し、問題数多し、内容深し。難易度的には受けた中で一番だと感じた。
●(おまけ)RH302 RHCE認定試験
試験時間:忘れた
難易度:★★★
目次:http://www.jp.redhat.com/training/courses/rh301/RH300_RHEL5u1_TOC.pdf
感想:
中級試験の割には難しい。一つ一つの問題は難しくないけど出題範囲がかなり広範囲にわたる事と、問題数が多い割に試験時間が短いので途中で何個か引っかかると時間切れで詰む。
なおエキスパート試験の前提に「RHCE取得」がある事から、RHCEの内容は全て知っていることが前提でエキスパート試験は組まれています。
■ポイント
エキスパート試験合格のポイントはとにかくLinuxに触れることだと思います。
理論もそうですが、とにかく実機を使った要件の実現能力を問われる試験なので、業務or個人である程度Linuxに触れてないと合格は厳しいでしょう。
各試験に対応した教育コースがRedHat社から提供されているので、そちらを受講するのは非常に有効です(試験範囲以外にもいろいろ細かなテクニックを教えてもらえます)
■その他
http://jibun.atmarkit.co.jp/ad/fyi/65redhat/redhat01.html
上記URLにも記載されていますが試験中はインターネットにこそつながりませんが、全てのオンラインマニュアル(man, /usr/share/doc)を参照できます。
その上で問題を解く必要があるので、manページとかに載ってる内容がそのまま出るってことではないです。
またオンラインマニュアルの量は膨大なので、どこに何が書かれているかと、効率的に検索する方法はある程度押さえておいた方がよいと思います。
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