2016年9月26日月曜日

[改訂新版]プロのためのLinuxシステム構築・運用技術 (Software Design plus)


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@enakai00 さんが5年前に執筆された書籍の改訂版です。
現在主流のRHEL7系向けに書き直されています。

なんとなく仕事や趣味でLinuxを使っている人が、「プロ」と呼ばれるレベルに到達するために押さえておくべきポイントを実際の操作例や著者の体験を通した業務の経験をもとに解説されています。

章構成は こちら から確認できます。

クラウドやコンテナの活用に伴い、インフラエンジニアだけでなくアプリエンジニアもLinuxに触れる機会が増えています。
普段なんとなく使っているLinuxを深掘りして学習することは、クラウドやコンテナを一歩進んで活用するためにも役立ちます。

ちなみに、この本の内容は @enakai00 さんと私が担当している こちらこちら の講義に大部分が組み込まれています(改定前の内容です

講義は OpenStack を題材にしたクラウド基盤の基礎コースですが、クラウドの裏側を理解するにはLinuxの知識が必要不可欠であるためです。
仕事でOpenStack等のクラウドの裏側に触れる機会のある方にもこの本の内容は有益(むしろ必須)です。

電子版もあります。


2016年9月8日木曜日

docker コンテナのMTUを変更する - Changing container MTU on docker


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dockerd の起動オプションに --mtu xxxx をつけると、ブリッジ docker0 とコンテナに接続されるvethのMTUを変更できる。

you put the option "--mtu xxx" on dockerd option, you can change docker0/veth MTU on docker.



MTUを変更するには、/etc/sysconfig/docker-network に "-mtu" を記述しておけばオーケー。

In order to change the MTU, you write "--mtu" into the file "/etc/sysconfig/docker-network".



# vim /etc/sysconfig/docker-network

DOCKER_NETWORK_OPTIONS="--mtu=1400"

# reboot

# ps -ef |grep docker
root      2019     1  0 Sep06 ?        00:00:13 /usr/bin/docker-current daemon --exec-opt native.cgroupdriver=systemd --selinux-enabled --log-driver=journald --mtu=1400

# ip link | grep mtu
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN mode DEFAULT
2: eth0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1400 qdisc pfifo_fast state UP mode DEFAULT qlen 1000
3: docker0: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1400 qdisc noqueue state UP mode DEFAULT
7: veth845af41@if6: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1400 qdisc noqueue master docker0 state UP mode DEFAULT
9: vethab65786@if8: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1400 qdisc noqueue master docker0 state UP mode DEFAULT
11: veth7ae7d07@if10: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1400 qdisc noqueue master docker0 state UP mode DEFAULT