2010年8月14日土曜日

Solaris10でファイルの暗号化


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cryptコマンドが標準で使える。
このコマンドは標準入力されたファイルが未暗号化であれば暗号化し、暗号化済みであれば復号化して標準出力へ出力してくれる。

■ファイル暗号化
root@sol10-u24 00:50:00>crypt < core > core.enc
Enter key:xxxxxx ← 暗号化キーの入力

■ファイルの復号化
root@sol10-u24 00:50:00>crypt < core.enc > core.unenc
Enter key:xxxxxx ← 暗号化キーの入力

■復号化の確認
root@sol10-u24 00:50:54>digest -a md5 core*
(core) = 95bbbc79383584b01b0df14e9d2b0fed
(core.enc) = c2c7f94902deff9661a8147527a99c24
(core.unenc) = 95bbbc79383584b01b0df14e9d2b0fed

暗号化強度はそれほど高くない模様。しかもキーの確認を行わないからパスワード間違えたら終わり。元ファイルを消す場合、必ず復号化できることを確認しよう。

*追記:かなり巨大なファイルも暗号/復号化できるみたい。x64 Sol10 で 22GBの暗号化と復号化でも問題なし。

参考>> SunOS リファレンスマニュアル 1 : ユーザーコマンド crypt(1)