参考>> TrueType形式のフリーフォント「たぬき油性マジック」を早速使ってみた
こういった手書き風のフォントはこれまでいくつもあったが、文字カバー範囲が少なかったり、すごく丸文字(可愛すぎて)で自分の用途的に使いにくかったりと、中々 コレ! といったものに巡り合えなかった。
そんな中、Twitterで紹介されていたこのフォントのプレビューを見てビビっと来たので早速ダウンロード。
気に入った点
1. イイ感じの手書き感。硬すぎず、軟すぎず絶妙。
2. 字が丁寧(超達筆ってわけではないけど、綺麗&丁寧に書かれてる)
3. 第二水準漢字サポート(収録文字数は7000文字以上あるはず)
4. 基本的に商用問わず自由に利用可能(詳細な条件は同梱されるREADME参照)
特に、第二水準をサポートする日本語フォントはフリーだとほとんど無く(私の知る範囲では)、また漢字以外にも■〒БΩといった記号から、半角英数・半角カナ、ひらがな・カタカナ・約物・記号・全角英数・ギリシャ文字・ロシア文字、IBM拡張文字に至るまでサポートされているため、作った資料に統一感を持たせられるのは大きい。
(記号だけMS Pゴシックで表示されるフォントとかだと資料の統一感が薄れてしまう、実際にそういうフォントもある)
正直これだけのフォントは商用でも中々ない。しかも自由に使える。
こんなフォントは早速使うしかネー!ってわけで、いろんなOSで使う方法を紹介。
■Windows XP
Windowsはすごく簡単。コントロールパネル → フォント を開いて、フォントの中に解凍した、TanukiMagic.ttfをドラッグして放り込んでやれば勝手にインストールされて、OS全体で使用可能になります。
コントロールパネルから「フォント」を選択
フォントの中にTanukiMagic.ttf をドラッグする
これで完了
■Solaris10
# wget http://tanukiweb.sakura.ne.jp/download/TanukiMagic_1_02.zip # unzip TanukiMagic_1_02.zip Archive: TanukiMagic_1_02.zip inflating: TanukiMagic.ttf inflating: readme.txt # cat /etc/fonts/fonts.conf --------------------------- ・ ・ <dir>/usr/openwin/lib/X11/fonts</dir> <dir>/usr/openwin/lib/locale/KOI8-R/X11/fonts/TrueType/</dir> <dir>/usr/openwin/lib/locale/ar/X11/fonts/TrueType/</dir> <dir>/usr/openwin/lib/locale/en_US.UTF-8/X11/fonts/misc/</dir> ・ ・ --------------------------- 上記ファイルでフォントの場所が定義されているので、ディレクトリを追加してもいいし、既設ディレクトリへコピーしてもよい。 今回は/usr/openwin/lib/X11/fonts 以下に TrueTypeというディレクトリがあるので、その中にコピーしておく。 # mv TanukiMagic.ttf /usr/openwin/lib/X11/fonts/TrueType/ フォントキャッシュを再構築 # fc-cache -v 認識されたか確認 # fc-list |grep Tanuki たぬき油性マジック,Tanuki Permanent Marker:style=Regular Xにログインしている場合は、一度ログオフ&ログオン 後はフォント指定ができるアプリで使うだけ
■RedHat Linux/CentOS
# wget http://tanukiweb.sakura.ne.jp/download/TanukiMagic_1_02.zip
# unzip TanukiMagic_1_02.zip
Archive: TanukiMagic_1_02.zip
inflating: TanukiMagic.ttf
inflating: readme.txt
# cat /etc/X11/fs/config
-----------------------
catalogue = /usr/share/X11/fonts/misc:unscaled,
/usr/share/X11/fonts/75dpi:unscaled,
/usr/share/X11/fonts/100dpi:unscaled,
/usr/share/X11/fonts/Type1,
/usr/share/X11/fonts/TTF,
/usr/share/fonts/default/Type1,
,
/usr/share/fonts/japanese/misc:unscaled,
/usr/share/fonts/japanese/misc,
/usr/share/fonts/japanese/TrueType
-----------------------
上記にディレクトリを追加してもいいし、既設ディレクトリへコピーするだけでもいい。
今回は後者でコピーするだけにしておく。
# mv TanukiMagic.ttf /usr/share/fonts/japanese/TrueType/
フォントサーバを再起動
# /etc/init.d/xfs restart
Xにログインしている場合は、一度ログオフ&ログオン
後はフォント指定ができるアプリで使うだけ
そんな訳でいろんな環境で簡単に使える「たぬき油性マジック」フォントを活用しよう!