iPadもKindleも電子書籍を読む目的で購入しました。
iPadはGoodReadを使っています。
現段階では、両者とも純正の電子書籍は日本語の本がほとんどないので、おのずとPDF公開されている文書や、自炊したPDFを読むというのが目的になります。
結論から言うと、iPad + GoodRead は電子書籍をじっくり読むには、僕には厳しかったです。
手に持って使う iPadは普通のPCモニタよりも眼への距離が近くなりますので、画面の明るさを落としても、じっくり本を読むと眩しすぎて目が疲れてしまうんです。
なので、今では本を読むのにはほとんど使ってません。
(代わりに、室内で運動しながらのRSSチェックしたりするのに使ってます)
Kindleは汎用モバイル端末のiPadに比べると機能的にかなり劣ります。内蔵ストレージの容量、処理速度、操作インターフェース・・・等々、劣ってる点の方がはるかに多いです。かつ、PDF Viewとして比較した際も、GoodReadは高機能で使いやすく、Kindleのファイル管理やPDF表示機能よりも圧倒的に優れています。
が、「電子ペーパーの可読性」と「片手で持った時の重量」という点でKindleの方が優れており、この2点のみによって読書デバイスとして考えた時は、Kindleに軍配が上がります。
1.電子ペーパーの可読性
白黒しか表示できない。再描画が遅い。等の問題もありますが、バックライトの無い電子ペーパーは紙と変わりません。時の細かい本を読む時なんかは如実に差が感じられます。
2.片手で持った時重量
iPadやKindleのようなデバイスは片手で縁を持った時、テコの原理で重さ以上の重量感が手に感じられます。iPadとKindleの重量差は200gと僅かな差なんですが、この差が何倍にも感じられてしまいます(僕は男でそこそこ筋力があるので、女性にとっては両方とも重いかもしれませんが。
おまけ.バッテリーの持ち
買ってから充電して以来、3日間一度も充電していませんが、まだバッテリーは6割以上残っています(かなり使ってるのにもかかわらず
写真で見るiPadとKindle DX
大きさはキーボードのあるKindle DXの方がやや大きい。
同じ文書を映したところ。蛍光灯下で移しているので、やや写真は暗いのだけど、バックライトで発行しているiPadの方が明るいのが分かる。
同じく文書表示
iPad拡大
Kindle DX拡大
拡大した画面を見比べると、iPad側は「ディスプレイに映っている」というのが分かるが、Kindle側は紙を写真に撮ったのと区別がつかない。
太陽光下でみた、Kindleのモニタ。
かなり細かい技術書を表示しているが、問題なく読めるのが確認できると思う(かすれているのはスキャンミス)
(表示している本はこちら 「実践Common Lisp」)
しばらくは、
Kindle ・・・家・外の読書専用
iPad ・・・家で運動しながらのネット用
PC ・・・家でのいろいろ作業用
iPhone ・・・外での電話・ネット用
って感じで使う予定。
*基本的にKindle絶賛してるけど、あくまで静的なコンテンツである「本」を読む場合に限っての事。その他の用途にはKindleは全く使えません。当然ながらWebを見たり、メールを見たりといった、汎用目的にはiPadの方が良いです。
しかし恐ろしいのが、KindleのGlobal 3G機能。貧弱とは言えブラウザ機能がある端末に、全世界無料で使い放題の3Gを提供するとは。。。
次期Kindleで、電子ペーパー描画速度の改善と、処理速度がアップすると使い勝手が格段に向上しそう。
これからに期待。
いいことばっかり書いてるけど、Kindleの不満点も書いておく。
1.日本語非対応(入力どころか、表示すらできない。当然日本語検索もできない。
2.ストレージ容量が小さすぎる(これは自炊電子書籍の容量がでかいってのが大きいな要因
3.再描画が遅い(1世代前の電子ペーパーなのでしょうがない、次期モデルはもっと速くなるはず
4.PDFの拡大・縮小がショボイ。
・・・ちなみにこれらの不満はiPadには無い。
しっかし、電子書籍自炊のなんたる不毛な作業なことか。
出版社でデジタルデータ化されたものを、印刷業者がアナログに変換し、個人で再度デジタルに変換するとか馬鹿らしすぎる。
オライリーを見習って、最初っからデジタルで提供してほしいものだ。
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